こんにちは!

今日は先日参加させていただいた【母さんがどんなに僕をきらいでも】の試写会の感想になります。
この映画は歌川たいじさんの経験をもとに製作されたものです。

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タイジの母は近所ではカリスマ的存在なんですが、”裏の顔”もありました。
家庭ではタイジに虐待をしていました。
これだけ書くと「酷い母親」なのですが、母親にも心の葛藤があったのだと思いました。
それが結果的に虐待に繋がってしまったんだな…と。
虐待シーンは感情的に怒鳴ってしまったり冷たく接したりする母親が少し自分と重なりました。


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私も育児をしていると、感情的になってしまう事もあります。
イライラしているときちょっとした事なのにおとなげなく理不尽に怒鳴ってしまう。
私もそういう事があります。
子育てしてるお母さんでもこういう事って少なからずあるのではないでしょうか?

子供ってどんなに感情的に理不尽に怒っても、ママ大好き!!って言ってくれますよね。


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単純に母親が大好き!母親に見返りのない愛情を注いでくれます。
虐待のシーンは子供目線、母親目線で私も深く考えさせられました。

私は子供を産む前までは虐待する親は最低だ!親が悪い!と思っていました。
でも実際母になると、虐待してしまう気持ちもわかるような気もしました。
もちろん虐待は絶対に許されることではありません。

歌川さんのトークショーでは、虐待について話されていました。
この作品を作るにあたり「子供の虐待シーンなんて辛くて見れない」などという声も多く寄せられたそうです。
でも目を背けないでほしいと涙ながらに話していました。
虐待は命が亡くなってから気付く事が多い、本当にそうだと思います。
世の中には幼少期の歌川さんのように、誰にも知られずに虐待されている子もいます。

その他にも日本は児童相談所の数やその道のプロではない職員がほとんどだそうです。
虐待はちろん悪いことです。
でもその背景には何かがあるのかもしれない。
虐待をしている親は最低!罰をくだせ!
言ってることは間違っていないけど本当にそれでいいのかな。
虐待されている子だけを救うのではなく親も救わないと虐待は減らない、歌川さんの言葉です。
その通りだと思います。
そういう世の中になるように変わってほしいですね。

歌川さんはこの映画を届くべきところに届いて欲しいと強く願っていました。

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心の支えになっていた「婆ちゃん」。
歌川さんは婆ちゃんのような存在になりたいと言っていて涙腺崩壊です…!

文章が下手で上手く書けないのですが、一言二言では終わらないくらい考えさせられることが多い内容でした。


帰るときに歌川さんから、映画の中で出てくる混ぜご飯とケーキをいただきました!

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朝の4時から人数分作られたそうです。
手書きのメッセージカートも添えられていて歌川さんのお人柄がすごく伝わってきました!



「母さんがどんなに僕を嫌いでも」11月16日に全国で公開されます!


★撮影裏話★
映画でタイジが料理をしているシーンは歌川さんご本人だそうです!
すごく手際よく料理されています!
料理ももちろん歌川さんが作られたものだそうですよ~!
噂には聞いていましたが本当に料理上手です…!