こんにちは!

前回の続きになります。
前回の記事はこちら


母からの連絡で父の余命が1年くらいと知りました。


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パーキンソン病というより肺の状態がかなり悪いとの事でした。
でも余命1年と言ってもそこから2~3年生きる事もあるみたいで、私はまだ生きそうだなと思いました。
固形物がほとんど食べれなくなっていた父の食事の準備も大変そうだったし、早く母を楽にしてあげてほしいと思っていました。
一瞬見えた希望がまた少し遠のいた、と思いました。


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また父が肺炎で入院したと聞きました。
この入院は父が暴れて拘束されたり病院から逃げ出そうとしたりかなり大変だったそうです…。
年末の忙しい時に病院の人にも家族にも迷惑をかけて、本当に最悪だと思いました。
父の入院から少し経ち私も実家に帰省をしました。


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母も仕事をしているので病院にまめには行けず。
行こうと思えば行けたと思うけど、私だけじゃなく家族から嫌われてた父なのでここは仕方ないかなと思います。
私も行くのが面倒だったんですが仕方なく弟と父の様子を見に行くことにしました。


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そこには更にガリガリになった父がいました。
骨と皮しかない父が。
ちょっと息苦しそうではあったけどまだ自発的に喋れていました。


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父の事は嫌いだったし軽蔑していたけど、突然こんな事を言われ涙が出そうになりました。
その時どう返して良いかわからない私に対しての弟の一言…(笑)


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弟は家族の誰よりも涙もろく、みんなが父を嫌ってるなかでも唯一そこまで嫌ってなかったと思います。
さっきの父の一言で弟が泣き出すんじゃ?と思ったけど、ちょっと重い空気が軽くなって良かった。
先が短いという父にさすがに大袈裟だよと言ったり。
これは励ましではなく、本当にそう思ったから言いました。
お正月を病院で過ごすのは嫌だとずっと言ってましたがこればっかりは私にはどうにもできないし。
この他にも色々と話をしました。
思ったよりも元気そうだと思いました。

そして帰り際に父は私に言いました。


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私が帰省してまた帰るときは大体こういう一言を言ってくれてたんですが、今考えると父なりのお別れの言葉だったのかもしれません。
また来れたら来るね、と言ったものの私は行かずに大阪に戻りました。
この調子だったらまた夏にでも会えるだろう、そう思ったからです。
でもこれが父と会った最後の日でした。


つづきます。







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